かまくる

我が家の辞書には「かまくる」
という動詞があります。

先代犬は、私たちの布団の中で寝ました。

掛け布団を鼻先で上手にかき上げ、
ふっくらとした“かまくら”をつくり、
そこにおさまります。

冬場は、布団で体を完全に巻き込んだり、ほんの尻尾の先っぽを見せるだけだったり、
そうそう、湯たんぽを入れているときは、
そこに頭をのせてたね。

夜に、いつの間にか姿が見えなくなると
「あれ? アトス君は?」
「かまくってる」

という会話が発生します。

で、ケン坊は、まだ自発的にはかまくりません。

我が家に来て最初の2日は、川の字になって寝ましたが、
それ以降は、自分だけでのびのび寝たいらしく、
自宅もあることですし、どこかで眠ります。

かまくる➂

ですが、最近、朝5時半の目覚ましが鳴るころ
私の布団に入ってきます。

かまくる➁

腕枕状態で体をびたーっとくっつけてきて
しあわせぇ~なんですけど、
目覚まし鳴ってるし、散歩行くから起きなきゃなんないし、

要するに、ぬくぬくな布団でひとりのびのび寝たいわけです。

私たちが着替えを済ませ、靴を履いて玄関で待っても、
ケン坊は起きてきません・・・

犬としていいんですか、あなた?

かまくる➂